今回は難しく考えずに、ワインを購入した時どこに保存すればいいのか?という疑問にお答えします。
結論:ワインの値段、古いワインかによって保存方法は変わる、冷蔵庫保存OK
わかりやすくするためにワインの購入金額で判断してもらいます。
ワインについて詳しい方はご自身で判断して保存してください。
Contents
初心者でも家庭で簡単にワインを保存する方法【冷蔵庫保存OK】
3,000円以下のワイン
冷蔵庫(野菜室)の保存でOK。
今が飲み頃のワイン。長期熟成には向かない。半年以内に飲むのが良い。
3,000円以上8,000円以下のワイン
冷蔵庫(野菜室)の保存、あればワインセラーの方が良い。
長期熟成には向かない。
大体このくらいまでが美味しく飲めると言われています。
泡:1〜2年以内
白:1〜2年以内
赤:2〜3年以内
8,000円以上のワイン
ワインセラーがベスト。なければレンタル倉庫へ保存という手も有り。冷蔵庫(野菜室)床下や押入れなど低温で温度変化がない場所でもOK。地域によっては低温すぎる場合もあるので寒い地域の方は冷蔵庫(野菜室)が無難。
長期熟成可能。特に2万円以上のボルドー、プルミエクリュ、グランクリュワインの場合、最低5年〜10年寝かせて置きたいところです。
よくワインを飲むのであればワインセラー購入の検討。なければレンタル倉庫へ保存がベスト。1ヶ月以内に飲む予定であれば、セラーがなければ冷蔵庫(野菜室)が無難。地域によって床下や押入れでも低温で低すぎる心配があるからです。
古いワインはコルクが痩せてしまい、横にすると液漏れする可能性もあります。そんなワインはすぐに飲んだ方がいいです。
ということで、ワインセラーがないなら冷蔵庫(野菜室)が無難といったところ。
つぎは詳しく適したワインの保管環境について説明します。
※レンタル倉庫といえば「寺田倉庫」が有名です。(私も預けています。)
ワインの適した保管環境とは
ワインは生きています。
ボトルの中で熟成が進み、色調、香り、味わいが変化していきます。ワインを適切に保管し、適切な温度で飲むことが大切です。
ワインを保管するポイント
以下の通り
・長期保存する時は一定の涼しい場所
・湿度の高い場所
・暗い場所
・安定した場所
・匂い移りの心配がない場所
では詳しく説明していきます。
長期保存するときは一定の涼しい温度の場所で保管
10℃〜15℃の間の一定の涼しい温度が理想。
低すぎても、高すぎてもワインが劣化してしまう。
湿度の高い場所で保管
コルク栓を使用しているワインは、コルクが乾燥してしまうのを防ぐためです。
コルクが収縮し、隙間から酸素が入り、酸化が進む可能性があります。
湿度は65〜80%が理想です。
暗い場所で保管
自然の光も人工の光もワインを温めます。
温まったワインは新鮮さが損なわれ、実際のワインよりも古い印象のワインになることがあります。
ワインを変質させないためにも暗い場所で保管しましょう。
安定した場所で保管
ワインに振動を与えると変質の原因になります。
安定した場所で保管しましょう。
匂い移りしない場所で保管
ワインはコルク栓を通して外部から空気が入ります。
周りに強い香りのものが置いてあると、ワインに影響する可能性があります。
まとめ
以上のポイントから、「冷蔵庫(野菜室)は向かないのでは?」と思った方、正解です。
冷蔵庫はワインの保管に適してるとは言えないのです。(振動、温度変化、匂いが問題)
とはいえ、じゃあワインセラーがないご家庭はどうすればいいのか?と考えたところ、床下や温度変化の少ない押入れがいいと思います。
しかし、地域によって温度が違いますし、季節によっても変化あります。
となれば冷蔵庫が何も考えずに無難に安心できるのです。
湿度問題はワインを新聞紙に包んであげれば解決します。
匂いも冷蔵庫(野菜室)に強い香りがする野菜を置かないようにすれば解決します。(そもそもそんなに匂いが強い野菜は冷蔵庫で保存は少ないですよね。)
出し入れで温度変化といっても床下や押入れに長期保存の方が怖くないでしょうか?真夏や真冬、その場所は本当に涼しいのでしょうか?(ぬか漬けを毎年していて問題ない人はOKですよ)
ということで「色々考えるの面倒」という人は冷蔵庫(野菜室)に新聞紙を包んで寝かせましょう。
本当はワインセラーを買ってほしいのが個人的意見です。
ワインのハードルを下げてほしいので冷蔵庫(野菜室)でもOK。
もっとワインを身近に飲んで、ワインの美味しさを知ってほしいです。