ワインは健康増進、病気予防に効果的!?
結論
ワイン1日1、2杯は健康に良い
結論から先に述べさせていきましたが、ワイン1日1、2杯飲むと健康に良いと断言して良いでしょう。
Wine Information Councilの論文では中年(40歳以上の男性、及閉経後の女性)の冠状動脈性心臓病及他の原因による死亡率を25〜30%減らすことを示しているとのこと。
適度にワインを飲むと、大量飲む人、飲まない人よりも死亡率が低いということです。
ワインには、健康に有益なさまざまなポリフェノール物質、特にフラボノール(ミリセチンやケルセチンなど)、カテキン、エピカテキン、プロアントシアニジン、アントシアニン、さまざまなフェノール酸、スチルベンレスベラトロールが含まれています。
特に、レスベラトロールは、抗酸化、抗炎症、抗発癌特性に加えて、Sirt1の発現レベルを高めるため、寿命にプラスの効果をもたらします。
血管疾患は、悪玉コレステロールが動脈壁に蓄積し、最終的に破裂して血栓を形成し、動脈を遮断します。その動脈から血液が供給された組織が死ぬときに発生します。
・アルコールは、プラークを形成する可能性のある動脈及び静脈から悪玉コレステロールを除去し善玉コレステロールの産生を刺激します。
・また、動脈内の血流をブロック(血栓症)、心臓発作または脳卒中を引き起こす可能性のある赤血球の「粘着性」または「凝固」を低減します。
・さらに、アルコールは血管に積極的に影響を与える全体的な抗炎症効果があり、アテローム静動脈の発症を遅らせます。
上記はアルコールが血液中の資質のバランスを良好に変化させる内容となっていますが、以下はワインの成分についてです。
・ワインは抗酸化物質として作用し、悪玉コレステロールが動脈壁に取り込まれるのを抑制するフェノール物質が含まれています。
・またこれらの抗酸化物質は、癌、アルツハイマー病、パーキンソン病、加齢などの身体の変性疾患の原因となる、身体のフリーラジカル(有毒廃棄物)による損傷を軽減します。発酵していないブドウジュースは抗酸化活性はワインよりも低いです。抗酸化活性は発酵と熟成中に増加するからです。
良質な睡眠とワイン
結論
良質な睡眠にワイン1日男性で2杯、女性で1杯なら問題ない
寝酒はよくないと言われていますよね。
実際にお酒を飲むと早く眠りにつける人は多いです。しかし目覚めも早く、眠りの後半は覚醒していてよく眠れていない。この時に睡眠は阻害されていて、目覚めている時間が多くなります。
ただ、ワインなら男性で2杯、女性で1杯までの適度の飲酒なら、大幅な睡眠障害を招くことがなく、適度な時間に良い睡眠を得ることができるという研究結果が発表されています。
ダイエットと赤ワイン
結論
地中海式ダイエット法なら赤ワイン1、2杯推奨
地中海式ダイエットご存知でしょうか?本も何冊か販売されています。
2011年に無形文化遺産の一部としてユネスコによって認識されています。
こちらのダイエットにも食事中の1〜2杯の赤ワインを推奨しています。
ダイエット中でも赤ワインなら飲んで大丈夫ということです。
嬉しいですね。
注意点
注意
大量のアルコール消費は害でしかない
アルコールは気分を変えさせる物質。飲む量が増えれば増えるほど影響が大きくなる。酔うと判断力が低下し、危険な行動をとりやすくなります。
例えば
・怪我、事故に巻き込まれるリスクが高くなる
・安全ではないセックスをしてしまうリスク
・強盗に遭う可能性も
・喧嘩や言い争いをしたり、人間関係の問題を抱えるリスク
・犯罪者となるリスク
・アルコール中毒、昏睡、脳障害、死亡に至る可能性も
常時酔っ払っているか、大量に飲酒することで以下のリスクも高まります。
・アルコール依存症またはアルコール中毒症
・不能を含め性的な問題
・肝硬変やアルコール性脂肪肝
・心拍停止や脳卒中
・膵炎
・潰瘍などの胃疾患
・特定タイプの癌(特に上気道消化管癌と乳癌)
まとめ(感想)
ワインは1日1〜2杯を適量を守ることが大切ですね。
私は週5くらいで1日1〜2杯飲んでいますが、精神的にも、肉体的にも健康です。もちろん運動も週3でジムに通っていますし、毎日家でストレッチもしています。
食事も地中海式ではないですが、オリーブオイルが大好きなのでほぼ毎日エクストラバージンオイルを摂取し、チキンは国産のものを自分でボイルして冷凍してストックしてたんぱく質の補給として食べています。
おかげで肌荒れもほぼ無くなりました。(以前は生理前に2個くらいニキビができていましたがそれもほぼ無いです)
健康でいることは素敵なことです。
「ワインってお酒だから健康に良くない」と罪悪感を抱きながら飲むのではなく、美味しくリラックスして頂きましょう。
楽しく食事をすることで精神的にも肉体的にも健康でいられる秘訣なのだと思っています。
さて、今日はなんのワインを飲みましょうか。