2006 Rosso di montalchino/POGGIO DI SOTTO
このVTはピエロ・パルムッチ氏の作品です。
色は濃い紫色。香りはやや強いが主張し過ぎない。レッドベリー、ブラックカラント、ドライローズ、ドライハーブ、クローブの香り。赤系果実はもちろんですが、深い香り・・・黒系の果実の香りもします。
何と言ってもドライローズの香りが品の良さを感じさせます。個人的には若干スミレ?のような香りも感じました。
イタリアってなんだかドライな香りがすると思うんです。
芳しく、品がある・・・期待させるような香り。
口に含むと、タンニンが何と滑らかなんでしょうか。絹といっても過言ではないと思います。
一口目はドライフルーツと少しコーヒーのニュアンスもあります。滑らかなタンニンが続く続く・・・余韻が長いです。
二口目は正直わかりにくのですが、一言で言うと複雑です。飲んだ後の余韻が後からまた味わえる・・・。とりにいかないと分からないんですが、その風味がわかると惚れてしまいう味。
大人の飲み物です。
ワイン の勉強していて、この味わいが少しでもわかる勉強をしていて本当に良かった。
昔は有名だからとか、周りが何となく進めるからやらで買って飲んでましたが、
こうやって勉強して飲むと世界が広がります。
ポッジョ・ディ・ソット
この時の醸造家は超有名なジュリオ・ガンベッリ氏。
カーゼ・バッセ、モンテヴェルティーネ、イル・コッレのワイナリーに居ました。ブルゴーニュの「アンリ・ジャイエ」、イタリアの「ジャコモ・タキス」に並び称される方です。
ロッソディモンタルチーノはブルネロと同じ畑のブドウから造られ、熟成期間が違うだけという贅沢なワイン 。
「ワイン造りにおいては、収穫量は極限まで抑えられ、発酵には野生酵母のみを使用。セラーの設備はすべて温度管理のしやすい地下にあり、ブドウは斜面の高低差を利用した地下1階の裏口から搬入され、発酵が終わると、重力移動システムで地下2階の熟成庫に運ばれます。スラヴォニア産の大樽でロッソは2年、ブルネッロは4年、リゼルヴァは5年という長期に渡る熟成期間を設け、あくまでも伝統的製法にこだわっています。」エノテカのサイトより引用
昨年の6月にボルドーに行ったのですが、どこの格付けシャトーも発酵後は重力移動システムを採用していました。その時教えてもらったのは、ワインにストレスを与えないためと聞いています。イタリアでも同じなんですね。
P.S 二日目は落ちました・・・泣 半分くらい残していましたが、期待してグラスに注いだところ、香りが、香りが開いていない????いや、落ちている????飲んでみると、はい、これは落ちています。ショックです。1日目の美味しいうちに飲むべきでした><違うワインを飲んでしまったので、とりあえず翌日に持ち越す・・・。
三日目はあれ、少し返り咲いた!香りは控えめだが、飲むと風味が、味わいがやっぱり美味しい。捨てなくて良かった!!!!笑
自分を信じて良かった!!!!笑 飲み干しました!