2016 Syrah/Boekenhoutskloof
ブラックベリー、ブラックプラム、レッドチェリー、すみれの香り。
バニラ甘やかな香りにドライハーブのニュアンスも。
口に含むと酸が高く、タンニンもなじんでいる。
バニラの甘い風味に少し清涼感が加わり、ついついまた一口と手が伸びてしまう。
アルコール度数が14%と高い。味わいからは感じさせないがラベルをみて納得させられた。
甘いニュアンスがあるが、甘ったるくない。
アルコール感は感じるが、フルボディーと言い切れない。
惑わされるてしまう。このワインをニューワールドのワインだって誰が気づくだろうか。
基本情報
生産者:ブーケンハーツ・クルーフ
原産国/地域:南アフリカ/スワートランド
タイプ:赤・フルボディ
品種:シラー
アルコール度数:14%
スワートランド産シラー100%。ブドウは2カ所の畑から収穫。スワートランド地区(ポルセレインバーグ80%とゴールドマイン20%)のブドウを使用している。それぞれの地区ごとに特徴が違い、ワインがより複雑な味わいになっている。ブドウは部分的に除茎し、チューリップ型のコンクリートタンクで天然発酵。発酵後は、2500Lの大樽と600Lの樽で18カ月熟成。黒系ベリー、ブラックオリーブ、スミレ、スパイス、黒コショウなどの香り。柔らかくなめらかな酸味、濃厚で凝縮した果実味、細やかでしっかりした渋み、シルキーで洗練された綺麗なワイン。余韻は長く、フィニッシュはコショウ、クローブ、ナツメグなどのスパイスも感じる。バランスの良い、極めて秀逸でエレガントなローヌ・スタイルのワイン。飲み頃は2020-2018年頃。
インポーター資料より抜粋
7つの椅子シリーズの大本命。「シラー」をいただきました。
セミヨン、カベルネ・ソーヴィニヨンに続き、シラーを飲みたくてついに購入。
期待は全く裏切らなかった。素晴らしい。
これで8,000円。う〜ん、下手にローヌのシラーを冒険してみるより確かに美味しい。そして、これが南アフリカの実力なのでしょうか。私は南アフリカあまり飲み慣れていないので新たな発見です。
南アフリカワイン冒険してみようかなと思いました。以前から雑誌にも取り上げられていたりと話題となっていますよね。
誰か詳し人に色々と教えてもらいたい。(←自分で勉強しなさいと言われそうですね)
ワインって発見があるから魅了されてしまう。
そう感じずにはいられない1本でした。
2日目 テイスティングコメント
1日目に比べ香りが明らかに違う。
トップはすみれの香り、そこからブルーベリー、ブラックプラムの香り。
清涼感のあるスーとする香り、少し白胡椒のニュアンスも。
口に含むとふわっとすみれの柔らかさにスーとハーブとスパイが香る。
なんともふんわりと優しいシラー。
昨日は果実とほんのりとバニラの香りがあったが、今日は何だか大人しめ。
じっくり味わうワイン。
1日目が華やかに対し、2日目はしっとりした大人の雰囲気。
深夜に飲むのに適したワイン。